異国日記(仮)

シンガポール生活とか読んだ漫画とかなんだかんだこまごましたことを

ご無沙汰してます

実に一年ほど放置していたんですね…

全然シンガポール関係ないんですが、個人的にメモリアルな出来事があったんで久しぶりに更新しようかと。

 

なんと39歳にして出産しまして、ひとの親になりました。

 

びっくりですよね。わたしもびっくりしてます。

以下妊娠出産のあれやこれやを思いつくまま書き残しておきます。

 

 

妊娠が分かったときは、正直この歳(当時38歳)だし過去に複数回流産の経験もあるので、喜び3割驚き3割不安4割…という気持ちでした。

そんなこともありまして安定期に入るまでは親にも言わず、職場でも最小限の報告にして、ただただ無事に育ってほしいと願いつつ過ごす日々はとても長かったです。

わたしにしては珍しく、ちょっとしたことで不安になって通勤電車から逃げ出したくなったり、就寝中にはうなされていたり、となかなか不安定な時期もあり。

しかもコロナ禍じゃないですか。

ただでさえ食べ物飲み物行動に制約がある妊婦生活にコロナ対策が追加で、結構なストレスでしたね…。妊婦がコロナ感染して療養中の自宅で早産…ってニュースにビビりまくってました。

 

ちなみに仕事は8割方テレワークにさせて貰えたので、産休入りするまで割ともりもり仕事できたんですけれど、出張はさすがに大半を上司にお任せしちゃったな…それだけは心苦しかったです。でも初期は流産を恐れていたし後期には若干早産傾向だって言われてたから仕方ない(開き直り)。

 

出産は隣街の病院で無痛分娩にしました。アラフォー出産の先輩から「若い人とは産後の回復力が違う」と聞かされていたので…。しかし!実際出産に挑んでみたら色々あって麻酔を弱めることになり最終的に全然無痛じゃなくなりました(まあ麻酔ゼロよりは楽だったんでしょうけれども)。無痛のための追加料金のことは考えないことにします涙

 

というわけで今我が家にはむちむちの赤子がいるのですが、産んでみて思うことは

①さすがに我が子は積極的にかわいい

②そろそろ酒が飲みたい

です。

①は…堂々と言うことじゃないですが、わたしは元々そんなに子供が得意じゃなくて、親類や友人の子であればかわいいと思えるものの、全く知らん人の子供については無関心だったんですよね。

そんな自分が親になったら子に対してどんな気持ちを抱くのか?流石にずっとお腹で育ててきて愛着もあるからかわいいと思うはずだけれど大丈夫か?とちょっと心配していたんですよ。杞憂に終わって良かったです。

②はなんと言いますか…祝杯をあげたいんですよね。おめでとうわたし、ありがとう夫、という気持ちで。あと成人して以降これだけ長く禁酒したことないのでそろそろ飲みたいな、ダメかな、ダメだよね知ってる…という感じも。完母にはこだわってないので、母乳やめたら速やかに(しかし節度をもって)飲酒再開する予定です。楽しみだわ〜

 

周囲の皆様からは沢山のお祝い(言葉も、物も)と励ましの声と大変だったあるある話をいただきました。

この先どう考えても体力面では不安しかないのですが、高齢共働きの経済力でカバーしつつ(老後の資金はちゃんと残したい…汗)健康第一で頑張っていこうと思います。

今後ともどうぞよしなに。

 

マルシア待機中

お久しぶりですこんにちは。

ついにやる気を出せたので帰国から2週間の待機中の話をしたいと思います。実に半年以上あたためた話題!

 

マルシア家は持ち家もないし実家も広くはないので、マンスリーマンションで待機期間+その後の家探し期間を過ごしました。マンスリーマンションはホテルのように諸々面倒見てもらえないので、何かと自分で動く必要があります。しかし我々は待機中の身。食品や日用品など最低限の買い物は許されるようですが、やっぱり他人との接触は極力断ちたい…どこまで外出せずに過ごせるかチャレンジ!!という2週間でした。

 

①最初にやったこと

待機初日、仮住まい場所に着いて最初にやったことは設備チェック。寝具や最低限の食器は備え付けられている。トイレットペーパーは2ロール。風呂用洗剤はある。ボディソープとシャンプーリンスもある。ハンドソープと食器用洗剤はない。洗濯用洗剤もない。Wi-Fiルーターも標準装備って聞いていたけど見当たらないな…?

なるほど了解。とりあえずまずはUber Eats登録だな。あとネットスーパー。

さすが都内、Uberの選択肢は沢山あって不自由なさそうな印象。ネットスーパーも3社対応可能だったので速やかに登録。当面の食事はUber、並行してネットスーパーで食品と日用品をそろえて行きましょう。

 

②ちょっとした落とし穴

Uberの登録でもネットスーパーの登録でも、電話番号が要るんですよね。それがどうしたって思われるかもしれませんが、海外から帰国したばかりだと日本の電話番号がないことが多々あります。うちの夫は赴任時に日本の電話番号を手放してしまっていて、シンガポールの携帯番号をキープしたまま帰国したのですが、アプリ登録時に使う認証コード(SMSで届くやつ)がうまく届きませんで…わたしが日本の電話をキープしていたので、日本の電話番号が必要な場面はすべて私の番号で対応。地味に面倒でした。ていうかわたしも日本の番号手放していたら詰んでたんじゃない?こわっ。

 

③運用開始

ネットスーパー3社も使えて便利だわぁ、と喜んだのも束の間、都会は人が多い…即日配達とか無理なのね(もちろんエリアによると思いますけど!)。とりあえずコーヒーと牛乳買ってあったかいコーヒー牛乳淹れたかったんだけど…。Uberでマックとかスタバのカフェラテ買うか、とアプリをポチポチしていて見つけたのがローソン!!

ローソン!!おまえUberに居るのか!!

牛乳とインスタントコーヒーすぐ買えたよ!!やったぜ!!

あと日用品だとヨドバシドットコムが配送早かったです。入浴剤買いました。久々の湯舟に癒されましたわ(シンガポールで住んでいた家には湯舟がなかった)。

各種宅配も置き配可能だし、これはもう本気で家から出ず人に会わずに過ごせちゃうんじゃない?

 

PCR検査結果発表

空港で受けた検査の結果が出るまで3日くらいかかると聞いていたんですが、検査日から中1日で連絡が来ました。案外早いのね。結果は無事陰性でほっと胸をなでおろしつつ、実家と職場に連絡。みんな一安心。

 

⑤公的手続き

忘れちゃいけない大使館への手続き。在シンガポール日本大使館に帰国届を提出しました。WEBでできてありがたいねえ。

 

⑥待機中の健康観察

空港で聞かされていた話では、待機中の健康状態の報告にはLINEを使うけれど、シンガポールの電話番号しか持たない夫については登録エラーになるかもしれない、そうしたら夫の分も含めわたしが報告することになる…という感じだったんですが、果たしてLINEは稼働するのか!?と思っていたら結局ダメだったみたいで二人分まとめて電話で報告とあいなりました。

ここでびっくりしたのが、電話って保健所の人がかけてくるのかと思ってたんですが、なんと自動音声だったんですよ!

自動音声から熱がないかとか風邪様の症状がないか聞かれて、こちらが口頭で「はい/いいえ」で答えるのを聞き取って終了するんです。

コールセンターへ問い合わせした時に自動音声に繋がって、電話のボタンの1とか2とか#とか押して次に進む…ってのはよくあることだと思ってましたけど、音声で次に進むこともできるようになっているんですね。未来だわあ。

あ、一度夫がTV電話会議しているときに電話がかかってきたので応答したところ「聞き取れませんでした、もう一度お願いします」って返されたときは「機械のくせに生意気だなお前?」って思ったのはここだけの話でお願いします。

 

⑦そのほかやっていたこと

何もしてなかったな…というと語弊がありますけど…主に漫画読んでましたね。外に出られないので電書でずっと読んでいました。夫はなんだかんだで在宅勤務していたので、テレビ見てるわけにもいかないし。まあシンガポールでも一時期はこんな感じでしたし、それほど辛くはなかったです。

 

⑧結局外には出たの?

出てないですね。買い物はネットでできたので、部屋から外に出たのはゴミ出しとポスト見に行くくらい。2週間、マンションの敷地からはガチで出ませんでした。やればできるもんだわ…。

 

⑨待機明けの生活

待機明け初日から職場復帰しまして、なんちゃって専業主婦生活はちょうど1年4か月で終わりました。その後はマンスリーマンションを出て職場から約1時間の郊外の街で暮らしています。元気に働いてます。いやそうでもないか、疲れた疲れたと文句言いながらがんばってます。外で働いたらお金貰えるって当たり前だけどありがたいね!

 

え、マジでもう書くことないな…

ちょっと寂しいけれどこれで一区切りかな?また思い出したらなにか書きに来るかもしれません。シンガポールの話でも漫画の話でも。

それじゃまたそのうち!

あけましたね

おめでとうございますご無沙汰しておりますマルシアです。

本帰国後の待機期間中の話を書こうと思いつつ日々に追われてついに年が明けてしまいましたお恥ずかしい(ここまで一息)

帰国一周年までには…どうにかしたいです。がんばります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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写真は隣街の和菓子屋で買った正月向け上生菓子です。シンガポールでは上等な和菓子が手に入らなかったので(髙島屋にも生菓子はなかったと思う)、和菓子欲がすぐに満たせるのが嬉しくて仕方ないです…

 

それではまた、近いうちに!

日本に着いたぞ

なんだかんだで相当放置しておりましたすみません…

えーと、飛行機飛び立ったところで止まってるんですよねオッケー了解、着陸してからの話をしましょう。

 

我々が日本に降り立ったのは7月半ば。

成田空港に着いて、通常ならサクっと飛行機を降りられるはずですが今回はそうでもなかったです。細かくグループ分けされていたので降りるまでちょっと待たされた印象。

 

今に始まったことじゃないけど成田空港は広い…着いたところから歩く。歩く歩く。

 

そして着いた先は検疫…普段は消毒液の含まれたじゅうたんがあるところってくらいのイメージで素通りですが、今回はアレですよ。PCR検査(今は別の検査なんでしたっけ、まあそこはググってくれ)があるじゃないですか。ということでまずは行列に並んで(飛行機から出遅れたので少し待ちましたが、10分くらいだったかな)事前に記入していた書類(国内滞在先やら連絡先やらを書くの)を厚労省の職員に提出&内容確認。諸々の注意事項説明。あと体温測定。熱はなかったよ!

このとき、14日間の待機中に毎日体調を報告するのにはLINEを使うのが一番楽ちんらしいのでその場で登録…したけれど、夫が日本の電話番号を持っていないことについて「外国の電話番号だとエラーが出がちなので、奥様からふたりぶんまとめてご報告いただくことになるかも」との宣告。そういうもんなんすかね。シンガポールでは普通にLINE使ってたけどなー。まあここでゴネても仕方ない。了承していよいよ検査の列へ。

検査ブースはふたつありまして、割と進みが早いです。わたしの前に検査を終えた人、すれ違ったときに涙ボロボロ流してる…鼻に綿棒っぽいの突っ込まれるんだもんね痛いよねイヤだな…と思いつつ入場しました。

氏名など確認が済んだら「上向いてください、5秒くらいぐりぐりしますね」と言われ素直に上を向いて綿棒IN…痛い…5秒って結構長いね…涙目だわたし…と思ったところで終了。前の人ほど涙は出なかったです。ここはやはり個人差がありそうです。

 

ブースを出たら続いては入国審査。まあここは難なく自動ゲートで終了ですが、今後の住民登録手続き等で入国日を確認される場面がありますので入国スタンプをキッチリもらいましょう。普段より不愛想に見える担当官(マスクのせいだと思いたい)にスタンプ貰っておしまい。

 

そのあとの預け荷物受け取り~税関申告はまあ普段どおりですね。あ、今回は引っ越し荷物が別送品なので税関申告書が一枚多かったかな。

 

そしていよいよ外へ!

 

例年どおりならシンガポールと同じかそれ以上に暑い季節です…が、今年は違った!梅雨が明けておらずなんか肌寒い。梅雨寒ってこんな感じだったか、などと早くも久しぶりの日本を噛みしめます。

 

あとは空港から先どうするのって話しないとですね。(この辺の取り扱いは随時変わりうると思うので、わたしの経験としてお読みください)

まずPCR検査の結果をどこで待つかって話なんですが、自宅やそれに類する場所で14日間待機する場合は空港を出て待機場所へ直行してOK。ホテル等での滞在予定であれば、検査結果が出るまでは政府指定の待機場所で待機だそうです。

我々は日本に自宅もなく、夫婦それぞれの実家は成田からさほど離れていないのですが、それでもボチボチ高齢の両親になにかあったら申し訳ないので、夫の会社にマンスリーマンションを手配してもらいました。これも自宅的な場所と扱われるらしいので空港から直行。

交通手段ですか?夫の会社からは「ご家族がお迎えに来てくれたりは…?」とか言われたらしいんですが、親に負担かけられないって言ってるじゃないですか!!おまえらが帰って来いって言うから帰国してるんだが!?ということでハイヤー手配してもらいました。タクシーは公共交通機関に相当するみたいで使っちゃダメなんですって。

ということで人生初のハイヤー乗車。乗るときには手指の消毒と手袋着用を求められました。あと基本無言でおとなしくしてました(まあ結構疲れてたし喋ることもない)ね…。

 

そうして無事に滞在先に到着。14日間の待機生活についてはまた後日書きたいと思います。

シンガポールのサーキットブレーカー中の生活より制限多い&夫とマジで二人っきりの24時間×14日間生活…わーたのしみー(棒)。

ではまた~

 

 

いよいよ帰国ですよ

満を持して荷物の搬出~帰国について書きます。

粛々と進むかと思いきやそれなりにいろいろありました…それではどうぞ~

 

☆荷物の搬出

 これはかなりサクっと終わりました。下見の段階では10時ごろスタートで夕方に終わるかな、と言われていたのですがお昼ごろ終了。

 勝因はやはり事前の仕分けですね。業者から渡されたしおりにも書いてあるんですが、「置いていくもの(備品や廃棄するもの)/梱包してもらうもの」を明確にしたうえで極力まとめておいたのが効きました。その結果、最初に部屋をめぐりつつ梱包指示を出したら後は見守るだけ…。超ラク…。なんていうか手持ち無沙汰でした。途中で確認が入ったのは梱包対象に入れていた醤油瓶(某社の卓上瓶)について「コレこのままだとこぼれちゃうよ?」と聞かれただけですね。なお醤油瓶は使いかけだったけど中栓で封をしてあるからこぼれないよ、と見せたら納得してもらえました。

 

☆最後の掃除

 これは思ったより手間取りましたね…荷物が出たあとの部屋に掃除機かけて床拭いて、風呂場のカビ取りトイレ掃除台所の油汚れ掃除排水溝ぬめり取り…すぐ終わると思ったんですけどなんだかんだ3~4時間かかったかしら。あ、最後にダストシュートの口にガムテープで目張りして完了。疲労。最後の日まで風呂トイレ台所はなんだかんだで使うしー、と後回しにしたのがよくなかった。掃除はもっと計画的にやるべきだった…。

 

☆退去→空港へ

 何はともあれ掃除を終えて部屋のドアを閉めて(ここで尾崎紀世彦を歌う)、でかいトランクを携えてチャンギ国際空港へGOです。この段階でたしか19時過ぎ?

 フライトは翌朝6時とかそのくらいのANA成田行き。20時ごろ空港に着いたらアーリーチェックインしてトランクは早々に預けて、JEWELで夕飯食べて、出国審査受けて空港の制限区域内のホテルにチェックインして休んで搭乗だー…という予定だったのですが。

 いま飛行機のアーリーチェックインやってないのね(知らんかった)。

 空港についてカウンターに向かったらANAのカウンターが開いてない!マジか困ったー、とうろうろしていたら空港スタッフにつかまる→明日の朝の飛行機に乗るために制限区域内のホテルを予約してるんだけどカウンターが開いてなくてチェックインできず困ってるんだ、と答えたところ「その便は3時にカウンターオープンだよ」と言われた…。

 今晩の宿に入れないってこと?3時まで空港で座ってるしかないのか??

 いやそんなんイヤですよ、アラフォーの我々はそんなところで消耗したくない!

 ということで制限区域内のホテルのキャンセル&新たなホテル(今度はもちろん制限区域外だけど空港建物内)の手配をあたふたと済ませて新たなホテルへGOです。

 しかししかーし。現在地はチャンギ国際空港ターミナル1、新たなホテルはターミナル3、そしていま空港のターミナル間を結ぶスカイトレインは休止中…マジすか大荷物抱えて徒歩移動かよ…つらい…。

 そんな感じで汗だくかつ半泣きでターミナル3に到着、ホテルに荷物置いて改めてJEWELに着いたのが21時過ぎ。さあどこで食事する?ていうか全体的に短縮営業気味なこのご時世、まだ開いてる店はどこだ??

 結論はタイガービールのバーでした。でもココも入るなり食事はもう終わっててドリンクもラストオーダーだって言われたのでビール一杯で撤収。かなしい。しかし最後に生タイガービール飲めたのでよかった。f:id:marcia_singapore:20200730193433j:imagef:id:marcia_singapore:20200730193451j:image
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 ビールは飲めたけどなにも食べられずお腹をすかせた我々はすごすごと空港に戻り、空港によくある感じの軽食食べてホテルに戻ってシャワー浴びて就寝しました…。

 

☆出国審査→搭乗

 さてさて翌朝4時ごろですかね、無事にトランクも預けていざ出国です。通常なら自動ゲートにパスポート読ませて指紋読ませて終了ですが、今回は自動ゲートにパスポート読ませたら「有人ゲートに行って」とメッセージが出たのでおとなしく従います。理由は不明ですが、夫のEP(および私のDP)返納手続きとの兼ね合いなんですかね…。友人カウンターで何か聞かれるかと身構えたものの何も聞かれずに終了。ひとつ向こうのカウンターにいる夫はなにか質問されてたみたいですが…わたしには聞かないんですかね。いや聞かれなくてラッキーだったけど!

 あと特筆すべき点はアレだ、ラウンジだ。本帰国時は会社のお金でビジネスクラスが使えるので航空会社のラウンジを利用できるんですが(ありがてえありがてえ)、普段なら(ってよく知らんけれども)ビュッフェ形式の食事が機内食的な感じでした。

こんな感じ↓

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 なお飲み物類は普通にセルフサービスでしたね。カフェオレ飲んでオレンジジュース飲んで満足しました。

 

 さてそろそろ本気でシンガポールともお別れです。

f:id:marcia_singapore:20200730193628j:imageなんだかんだ最後はバタバタしてイマイチ感傷にも浸れなかったなあ…。さ、とりあえずビジネスクラス乗るぞ!二度寝だ!というところで今日のところはおしまいにします。

 

 当ブログもここで〆ようかな~なんて思わなくもないですが、せっかくなので帰国後の14日間の待機生活についても触れてから終わろうと考えてます。今しばらくお付き合いくださいませ。ひきつづきどうぞよしなに。

帰国準備そのご

前回記事は食べ物の話で終始してしまった…続きはお出かけ編です。

 

☆動物園

 シンガポールの動物園と言えば①Singapore Zoo ②River Safari ③Night Safari ④Jurong Bird Park の四つ。このうちRiver Safari(パンダがいる、日影が多くて比較的過ごしやすい)とNight Safari(日本ではまだ多くない、夜しか開いてないから比較的過ごしやすい)は何度も行っているのですが、残りふたつは暑さとか暑さとか暑さにおののいて一度も行ってなかったんですよね…。

 離星を前にせめてどちらか片方は行ってみたい!と検討した結果、次回訪星時には移転しているであろう(2022年に移転予定?)Jurong Bird Parkに行ってみることに決めました。我々は祝日の朝イチのチケットを予約しましたが、前日夕方でもまだ空きがありましたね…まだ時期的に国内観光への出足が悪かったのか、鳥専門の動物園は不人気…げふんげふん…とにかくスムーズにチケットが取れました。よかった。

 ほんで鳥園(名前長いからこれでいいよね)ですよ。鳥だけでひとつの動物園ってできるの??と思う気持ちと、鳥好きの知人が激推しだったので期待する気持ちと半々で向かいました。

 入園してみて最初に待っているのは!なんとペンギン舎!赤道近くでペンギン見られるとか思ってもみませんでした!あと涼しい(寒いところ出身のペンギンは当然涼しい屋内で飼育されてます)。かわいい。結構近くで見られてうれしい。キングペンギン結構大きい!!

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 外にもペンギンいるんですよ。ケープペンギン…ってことは南アフリカご出身ですかね、詳しくないんですが南アフリカってそんなに寒くないですよね。だから外でも大丈夫なんだろうなぁ。それにしてもかわええ。

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 南国らしい鳥がうろうろしている温室っていうか大きな鳥かごっていうかに入れます。赤とか青とか緑とか、普通の鳥かごの中で見たら目がチカチカしそうですが、植物もたくさん植えられている中で見ていると緑色の鳥なんてもはや保護色ですね…鳴いたり飛んだりしてくれないと見つけられない。

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 フラミンゴも三種類くらいいました。それぞれちゃんと違っていて興味深いですね。

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 あとショーを引退した鳥たちが余生を過ごしている鳥舎もありました。けがをして引退したよ、とか認知症で自分の羽をむしっちゃうので服を着せてます、とか説明書きがあってなかなかに切ない。長生きすると鳥にも認知症が出るのか…。

 結論:鳥園楽しかったです。次回訪星時には動物園に行きたいけれど新しい鳥園も行ってみたいです!

 

インスタ映えスポット

 たぶんわたし世間様からはインスタ映えとか興味ないでしょ、と思われてますよね…正解。というか写真撮るセンスがないので映えるはずのものも映えないんだなあ涙。

 それでも綺麗なものは見たいし変わった建物があれば写真に収めたい。ということで最後に行ってみたかったHenderson Waves。こちら名前のとおり波のようにうねる曲線が特徴的な歩道橋でして、インスタ等で検索していただけると大変幻想的な写真が出てきます。本当は夜のライトアップされたところを見てみたいところですが、夜の公園は蚊が多そうだしなぁ、いまデング熱流行ってるしなぁ、という懸念がありまして早朝散歩で妥協してまいりました。その時の写真がこちら、どーん。

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 映えねえ…COVID-19のせいで休憩スペースに規制線張られてる…まあねえ…シンガポール当局はこういうことするよね…。日本でもステキスポットがこんな感じになってたりするのかしらどうなのかしら…と思いつつ橋を往復。かなり高いところにある歩道橋なので、見晴らしはとてもいいです。天気がいい日ならもっと開放感あったんじゃないかな。あとはやっぱり夜のほうが雰囲気あってよかったかな…。

 

☆心残りなど

 ちなみに主にCOVID-19で休業等の理由でやり残したこともあります…これは次回訪星時に絶対やりたいです…

〇マリーナベイサンズのインフィニティプール

 あのプールって宿泊者じゃないと入れないんですよね…なので本帰国決まったら記念に泊まってプール入ろうねって話をしていたのですが…おのれCOVID-19…。

シンガポールフライヤー

 COVID-19前から乗ってみたいと言い続けていたのですが、2019年秋ごろから謎のメンテナンスで休業してたんですよね。いつ再開するかな、と公式サイトを時折チェックしている間に出歩けなくなって結局行けずじまいでした。無念。最近やっと再開のニュースを聞いたので、いつか必ず乗りたいです。乗ったことある人は「別に乗らなくてもいいよ」って言うけども!そうは言っても一度は乗ってみたいんじゃ!

シンガポールスリング

 これもね…ラッフルズホテルシンガポールスリング飲んでみたいけどお値段がねぇ、って言っている間にバーが営業できなくなって飲めずじまい。くやしい。

 あとクラフトジン醸造所「Brass Lion Distillery」で飲んだジンベースのカクテルがめちゃくちゃ美味しかったんですが、シンガポールスリングの材料が足りなかったとかで注文できなかったのが大変心残りなので、ここも再訪したいっす。在星の酒好きは行ったほうがいいですよマジで。

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 次回はついに引越し荷物搬出について書きます。帰国準備編最終回です!では近日中にまたお会いしましょうさようなら~

帰国準備そのよん

数日間の休憩を挟みましたマルシアです。

帰国準備も完璧です…と言いたいところですが帰る前にもう少し。

準備とはちょっと違うんですが、帰国前に行ってみたかった場所とか食べておきたかったものとかそういう話です。

それではどうぞ!

 

ラッフルズホテルアフタヌーンティー

 ラッフルズホテルって言ったらあなたそりゃーもう超有名&高級ホテルですよね。アフタヌーンティーのお値段も他より強気でして、「一度は行ってみたい」と「お値段が高い」の狭間でずっと揺れていたのですが、サーキットブレーカー中にティフィンルーム(ラッフルズホテルにある北インド料理を出すレストラン)のお食事セット2人前70SGD他をお持ち帰りしたところ、なんと!50SGDのバウチャーを貰ってしまったので「これ使ってアフタヌーンティーするしかない」と決心したのです。

 ということでこちら、三段トレイと調子に乗って追加したシャンパンです。

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 そしてアフタヌーンティーと言えばスコーンですよね。

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 焼きたて?なのかあったかいのをいただきました。こちらスコーンももちろん美味しかったのですがジャムが!ただの苺ジャムと思いきや口に入れてびっくり、苺じゃない香りがする!!すげえ!!さすがラッフルズ!!

 そんな感じで終始内心大騒ぎでシャンパン飲んで紅茶飲んでサンドイッチとケーキとスコーン食べてお腹ぱっつんぱっつんにして帰宅しました。いろんな達成感があったのでやっぱり行って良かったです。

 あ、もう一枚写真載せとこう、無駄にリアルな落花生が飾られたケーキ。千葉県民狂喜乱舞(大袈裟)。

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☆蟹ビーフ

 続きまして蟹です。よく観光ガイドブックでは、シンガポールでチリクラブを食べるべき!というページをよく見かけますね。美味しいですよねチリクラブ。わたしも日本から親族や友人が来た時にはチリクラブ食べに行きます。が、離星間際に食べたかったのはチリクラブじゃないんだ、Claypot Crab Vermicelli Soupだったんだ…!

 ってクレイポットクラブバーミチェリスープ、なんじゃそらですよね。えーと蟹ビーフンスープ(土鍋入り)です。白湯スープ?白くてややこってりめのスープにチリクラブと同じ蟹がどーんと入っています。んでビーフン(日本でイメージされる細いビーフンと太めの米粉麺…断面が丸いフォーみたいな麺が選べます)が入っていて、蟹が美味しい+スープが美味しい+諸々しみこんだビーフンが美味しい+チリクラブほど脂っこくないというわたし的に一石四鳥メニューです。

 写真はこちら。

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 なおこちらのお店、チリクラブもやってるんですがバタークラブも美味しいです。チリソースの代わりにバタークリームソースがかかってるの。ものすごい罪の味ですよ…うふふふふ。

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 というわけで蟹関連では思い残すことはない!

 

☆ローカル甘味各種

 わたし甘いものは好きなんですが、食事(及び飲酒)への欲求を優先させたい派閥なので甘味は頻繁には食べません(さっきアフタヌーンティーの話を散々しておいてアレですが)。ですが離星前にはせっかくだし!と普段よりハイペースで甘いものを食べそしてしっかり肥えたことをそっとここに記しておきます…。

 チェンドル(ココナッツミルクとグラメラカ(黒糖っぽいシロップ)と小豆と緑色のニョロっとしたゼリー(これ単体でもチェンドルっていう)とアタップチー(ニッパヤシの実だか種だか)が入ったかき氷)

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 ゴマ団子(これはスーパーで買った冷凍品。砂糖水で茹でるだけで簡単美味しい安い優れもの。添付されているピーナツ粉とともにどうぞ)

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 エッグタルト(ガイドブックとかでよく見るお店。わりと自宅から近かったのに買いそびれ続けていたので離星を前に駆け込みで食べました)

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 クエ(ローカル菓子。だいたいココナッツ味かパンダン味でだいたいモチモチしてます。好き嫌いあると思いますがわたしは好きです。なお色にビビりますがたぶん天然色素)

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☆南国フルーツ各種

 シンガポールは物価が高いと言われがちですが、南国フルーツはどう見ても日本より安いです。なので日本では気軽に買えないフルーツを「自分で買って食べるのはこれが最後かも」と思いながら食べてきました。

 まずはマンゴー。これはタイ産のものですが、ほんとうはインドのアルフォンソマンゴーを最後に食べておきたかった…!リトルインディア方面に行く暇がなかったのが強く悔やまれます。

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 続きましてライチ。生ライチって日本で入手するの難しいですよね…シンガポールでは市場やスーパーでひょいっと買えるんですよ。ありがたや。

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 そして黄色いドラゴンフルーツ。皮がピンク色のより珍しいですよね。

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  こちら近所の果物屋で買ったのですが、店主と思しきおっちゃんからお通じによいと力説されました。「食べて2時間後に(おしりを示しながら)ブォーンってなるぞ!ちょっと高いけど長年の便秘が解消するなら安いもんだ」とのこと。マルシア家には便秘の人いない(どっちかというと下す派)けど興味深いので食べました。味はたぶん普通のドラゴンフルーツより甘みが強い…?よく熟れてる当たりを引いただけかもしれませんが、美味しかったです。なお我々のお通じはいつもどおりでしたが、便秘の方におかれましてはもし試したら結果教えてもらえると嬉しいです。2時間後にブォーン。

 

☆ホーカー飯各種

 ホーカーで食事を摂れるかどうかって、結構人によりますよね…。わたしですか、全然問題なくいける口です。ただ余分三兄弟(懐かしいこと言ったな、脂肪糖分塩分のことです)多めなんで毎日だと口は大丈夫でも身体がアカンことになります…加齢…。なので平均して週1~2くらいしか食べなかったのですが(自炊もしてたしね)、最後だし!と急にもりもり食べたものがこちら。

 ワンタンヌードル(汁なしのチャーシュー麺withワンタンスープ)

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 ミーシャム(甘酸っぱい汁ビーフン、もやし入り)

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 ローミー(白身魚のフライ入り平打ち麺。スープは黒っぽいけど見た目よりしょっぱくない醤油味。ひっそり生ニンニクがどっさりかかっているので全部いくと大変)

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 マーラーホットポット(自分で具をチョイスする火鍋っぽいもの。スープ入りとスープなし選べます。こちらはお店のひとに勧められるがまま具材を選んだら魚の丸揚げがドーンとのって量的にもお値段的にもえらいことになった悪い見本。味は辛いそして美味しかったので反省はしているが後悔はしていない)

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 駆け込みで食べたものはこんな感じですね。あと時折食べていたホーカーの中華粥、最後に食べたかったんですが少し目を離している間にお店が閉まっていましてね…ホタテ入り粥食べたかったな…ありし日の粥の写真も載せておきますね…揚げパンに埋もれてホタテ全く見えないけど…

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 さてさて「シンガポールで最後に行ったところ食べたもの」で始めたはずですが、食べたものの話だけで2800文字くらいになってしまった!長い!のでお出かけの話は次回に回します!

 長々とすまんかったな、あばよ!