異国日記(仮)

シンガポール生活とか読んだ漫画とかなんだかんだこまごましたことを

違国日記の話をさせてくれ

 ご無沙汰しておりますマルシアです…1か月放置するとはてなブログから「書かないの?」ってメールくるんですね、知らなかったよ…。

 世間ではコロナウイルスの話題が熱いですね。当地でもめちゃくちゃ報道されてるしいろんなところで体温測られるし消毒液もそこここに置いてあります。が、当ブログは基本的に生活お役立ちブログ☆ではないので、そのあたりご了承のうえ続きをお読みいただけますと幸甚です。

 

 さてさて。当ブログタイトルは漫画読み界隈では有名な作品「違国日記」(ヤマシタトモコ著)からパクらせて…いやいやもじらせていただいてます。当ブログは異国で書く日記みたいなもんですから。それでですね、漫画のほうの「違国日記」の話がしたいんです。わたし好きなんですよこの漫画がとにかく。布教したいんですよ。日常的に漫画読まない人にも伝えたいんですよ。

 

 そんなわけで聞いてください、マルシアによる「違国日記」布教文です。

 

①基礎情報

 著者:ヤマシタトモコ

 掲載誌:FEEL YOUNG祥伝社

 単行本:既刊5巻(2020年2月現在、以下続刊)

 

②雑なあらすじ

 孤独を愛する小説家・槙生(35歳独身女性)が両親(槙生の姉夫婦)を事故で亡くした姪の朝(15歳)を引き取ったことから始まった同居生活を描いた物語です。

 

③注目ポイント

〇他人と分かり合うことの難しさ

 まあこの作品に限らずヤマシタ作品では頻出のテーマだと思ってるんですが、
 「あなたの気持ちはあなたのもの、わたしの気持ちはわたしのもの」
 「それは混ざり合わない」
 「しかし歩み寄れる」
 といった旨の言葉が多く出てきます。
 わたしとあなたは違う人間なんだから同じものを見ても感じ方はそれぞれ。違う感じ方をすることは当たり前のことで責められることではない。しかしたとえば家族が一緒に暮らすうえで、友人として付き合ううえで、恋人として過ごすうえでお互いを思い歩みよりいい塩梅を模索することはできる。…ということですね。
 ほんとそれな。
 槙生とざっくり言えば同世代のわたしには首がもげるほど頷くしかないです。すごく大事で長く一緒にいる夫であっても、わたしと全く同じ思考になるはずはないし、それを「なんで自分と同じじゃないの!?」とか責められても困るもん…。
 本作ではまだ子供といっていい年齢の朝に対して槙生が諭すような場面が多いですが、槙生自身も大人とは言え人間関係には苦手意識を強く持っており、一読者としては「なんだかんだみんな悩んでるんだよなあ」と共感とともになんだか安心させられます。

〇友人たちとの友情

 槙生には中高一貫校で出会った友人たちがいます。槙生は大人になってからでも、むしろ大人になってからのほうが気の合う友人ができるとも言いますが、古い友人たちについては「他ではかえがきかない」と表現します。その友人たちとはべったり仲良しという関係ではなさそうですが、友人たちは新生活に戸惑っている槙生に対して、時としてハッとしたり背中を押したり安堵させたりするような言葉を投げかけます。

 いいよねえそういう友情。

 30代になると自分以外のことで忙しくなることもありますよね。結婚したり子供がいたりする人はもちろん、そろそろ自分の親だって心配になってくるし、仕事だってそれなりの立場だったりしてまあとにかく「自分のことだけやっていればいい」という状況ではなくなってきます。そんなときに精神的に裸になれるというか、気を張らなくていいというか、一緒にいるときに「ちゃんとした大人」をやらなくてもいい関係の友人って貴重だなあと思うのです。別に子供のころに出会ってなくてもいいのです。この人の前では泣いても大丈夫、バカなこと言っても大丈夫…という友人関係。いいよねえそういう友情(大事だから2回言う)。

〇孤独と向き合うこと

 タイトルにも含まれますが「日記」が本作の重要アイテムとなります。物語の序盤、槙生は混乱の中にいる朝に対して日記を書くことを勧めるのですが、朝の日記は、書こうとすると「ぽつーん」としてしまい結局言葉ではなく小さく砂漠の絵を描いて始まります。朝は「ぽつーん」を砂漠で表現しましたが、槙生は「『ぽつーん』は きっと『孤独』だね」と言います。

 なるほど。孤独。

 15歳の子供である朝が初めて意識した孤独。孤独とは多かれ少なかれ/遅かれ早かれ誰にでも訪れるものだと思いますが、事故で両親を一度に亡くした朝にはあまりにも大きくあまりにも突然襲ってきた孤独だったことでしょう。そりゃ正体不明で茫然としちゃいますよね…。きっとこの日記は朝が孤独を理解しうまく付き合っていくための大事なツールになっていくんでしょうね。

 本作で重要となる日記はこれだけではありません。朝の両親の遺品整理中、朝の母親(=槙生の姉、実里)が朝宛に綴った手紙のような日記が見つかるのですが、朝がこの日記の存在を知ることが両親の死を受け入れ始めるきっかけとなります。また、槙生は実里の日記に関連して「書くのはとても孤独な作業」と言うのですが…考えたこともなかったぜそんなこと(まあわたしにはそもそも日記を書く習慣がないんだけれども!)。考えてみたら確かに日記なり手紙なりを書くということは、その時々の出来事や自分が感じたことを振り返ったうえで何を書くのか書かないのか取捨選択していくというとても個人的で内省的な作業から始まりますよね…実里の日記は、朝に向けたものであると同時に実里自身が自分の中に渦巻くあれこれままならないものを消化するのに必要なものだったのだろうと推察しています。日記、わたしもつけてみようかしら…いややっぱり続かないだろうから止めとこ。

 

④私的な注目ポイント

  ここまでは一般的な見どころをお伝えしたわけですが、個人的にめちゃくちゃ注目していることもそっと発表させてください。

 槙生の元彼・現友人の笠町がとても好みなんですよね。

 笠町はいわゆるイケメンには描かれてないですが、いい男なんですよ…。ガタイがよくて鼻筋とかあごのラインがはっきりしていて短髪で大型犬(バーニーズマウンテンドッグ)っぽくて温厚でマメで知的なんだよ?そんなん好きじゃないですか当たり前じゃないですか。なんで槙生は友人のままにしておくのよ…と思うあまり、ヤマシタトモコ先生にサイン会でお会いした時にも「笠町が好きです、槙生が要らないならわたしにください」と言って苦笑いされるくらいには好きです。単行本4巻のラストとかやばいですよマジで。

 と力説したところで刺さらない人には刺さらないんですよね知ってる…でももし違国日記を読まれる際は!ぜひとも!笠町を!!よろしくお願いします(お前誰だよ)!!

 

 ふーーー、こんなもんでしょうか。なんだか散らかってますが今日のところはこの辺で勘弁しておいてやるよ(だからお前誰だって)!またな!

2020年

あけましておめでとうございます。シンガポールは雨季で比較的気温が低い時期…とはいえ概ね毎日30度近くまで上がってます。暑いわぁもう。

さて。マルシア家は年越しをシンガポールで過ごしました。その理由はひとつ。

シンガポールの正月休みは1月1日のみ、12月31日まで仕事!1月2日から仕事!だからです…。(まあ実際はクリスマスあたりからホリデーシーズンって感じで有給取る人も多いみたいですけどね)

わたしの夫ですか?カレンダーどおり働いてますよ…「もしかして:社畜」とわたしの心のグー◯ルが言ってます…

いやでも大丈夫!シンガポールの正月休みは1日のみと先ほど書きましたが、シンガポールの正月休みはまだ本気出してないだけっていうのが本当のところかもしれません。

じゃあいつ本気出すのかって?

今でしょ…じゃない(今更感が否めないなあ、すみません)、旧正月です、春節です!Chinese New Yearです!今年は1月25日から3日間が祝日です。(正確には25・26日が祝日、27日が振替休日みたいです。)

さすが国民の7割超が中国系と言われているだけあり、旧正月は皆さん休んで家族と過ごすらしいです。マルシア夫もさすがに長めの休暇を取れそうなので、ちょっくら旅行でも行こうかと話をしています。敢えてシンガポールで過ごしてシンガポール旧正月を経験するのもアリですが…たぶん個人商店は閉まっててチェーン店しか開いてなくてビジネス街は閑散としていて…という日本の正月と同じような雰囲気だと思うんで…経験してもね…って思っちゃって…。

 

ということで旧正月レポートはできないんですが、そのかわりに12月31日〜1月1日のレポートをしたいと思います。と言っても「シンガポール在住日本人家庭が日本風正月を過ごそうとしたらこうなった」というレポートですが。ご笑覧下さい。

 

①正月食材について

→ドンキと明治屋で雑煮の材料(餅や野菜)とかまぼこ、年越し蕎麦用のかき揚げを購入しました。ドンキでは餅や年越し蕎麦食材は入手できそうでしたが、おせち材料は難しい感じ。明治屋はさすが高級スーパー、ローカルスーパーではあまり売っていない里芋や牛蒡は当然のこと、百合根やくわいまで売ってました…すげえ…シンガポールでくわい見るとは思わなかったです。かまぼこ伊達巻栗きんとんなんかも売ってたので、お金さえあれば日本と同じようなおせちが作れたんじゃないかしら。

わたし?先に書いたとおり大晦日に年越し蕎麦食べたのと元日に雑煮と紅白かまぼこ食べて終了です。日本ではそれなりに正月料理とか作ってたんですけどね…異国の地で高いお金出して頑張る意義を見出せなかったんですよ。食育が必要な子供がいるわけでもないですし。(言い訳)

②大晦日について

→どうやらシンガポールでも年越しカウントダウンイベントがあったようなんですが、相当混雑するのか夫の同僚曰く「ネットで中継見るのが一番だよ」とのことだったんで外出はあきらめ、自宅でビール飲んで、年越し蕎麦食べて、後半くらいから紅白→ゆく年くる年で年明け…と言いたいところですが、シンガポールと日本では1時間時差があるためゆく年くる年の放映中に2020年は来ず!その後なんだかんだしている間にぬるっと年を越しました。

③元日について

→雑煮食べてかまぼこ食べてお屠蘇代わりに日本酒飲んで。日本に居れば「実家(近所&隣の市)に顔出すか」とか「初詣行くか」となるんでしょうけれど実家は遠いし神社は無いし年賀状も届かない(そういえば出しもしなかった)のでビックリするほどやることがない…。夫がNINTENDO Switch版の逆転裁判を始めたのであーでもないこーでもない、異議あり!などと口出ししながら見てました。まったくの寝正月でしたね〜。

④2日以降

→通常営業です。

 

…つまんない正月ですね…もっと楽しいお話できればよかったんですが。すみません。

 

なにはともあれ2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

食事の話肉編

肉の話です…マルシアさんには「ごはん食べに行こう、何食べたい?」と聞かれて「肉食べたいです」と答え続けた結果「肉食系」と呼ばれていた時代があったとですよ…魚も美味しく食べるんだけどね、生魚が食べられない(ただのわがままです)ので寿司を回避したくて、「寿司は嫌です」と言うより「肉が食べたい」って言う方がポジティブでいいかと思って…。

 

さてさてシンガポールの肉事情です。

 

まずローカル系スーパーの肉売り場なんですが、2箇所に分かれてます。なぜか。わたし渡星半年くらい深く考えず「あれ、さっきも肉売り場あったのにまた肉売り場があるわ〜」としか思ってなかったのですがある日気付きました。片方の売り場には牛と豚と鶏があって、少し離れた別の売り場には牛と鶏、隣に魚売り場…そうかハラールだ!なるほど合点。

このほかに日本との違いをいくつか挙げるならば、以下の3点かなぁ。

①薄切り肉がない

いちばん薄いスライスでも日本の「焼肉用」(3〜5ミリ)くらい。豚の生姜焼きとかしゃぶしゃぶには少々分厚いかな…ということで薄い肉が欲しい時は日系スーパーへGOです。あ、冷凍肉ならローカル系スーパーでもしゃぶしゃぶ用っぽいの売ってて一度買ってみたんですが超薄切り+カッチカチに冷凍で扱い辛かった思い出…

②なんか黒い鶏売ってる

スーパーの肉売り場では鶏肉が幅をきかせている印象でして、各種部位が揃っているほか、丸鶏も通年で売られています。大半はなんてことない見た目の鶏肉なんですが、売り場の隅に黒い皮の鶏肉が売られてるんですよね…初めてみた時はビビりました。そしてなんじゃこりゃと品名を確認したところ「Black Chicken」と書かれている…そうだろうね!見りゃ黒いのは分かるよ!とがっかりしたのですが、某日系高級スーパーで答えが分かりました。正解は…「烏骨鶏」でした!烏骨鶏って卵のことしか考えたことなかったんですが、鶏皮も普通のニワトリとは違うんですね…。味が気になるので機会があったら試してみたいです。

③合挽肉が見当たらない

これはもうこのとおり。牛なら牛の、鶏なら鶏の挽き肉しかないです。まあ別に合挽肉じゃないとダメな料理はないので個人的には困らないっすね。(むしろ東日本のスーパーも牛100%の挽き肉をもっと売ってくれと思っています。)

 

続きまして肉屋の肉です。

友人に教えてもらった高級住宅地、デンプシーというところにある肉屋が…心躍る場所だったんですよ。加工肉(ソーセージ・ハム・パテ類)も豊富、肉類は牛豚鶏に加え仔牛や羊、味付のBBQ用肉もたくさん!冷凍ですがウサギや丸焼き用子豚も売ってる!これはテンションあがる!!

…とはしゃいでみたものの、当然お値段も立派なのでマルシア家では「ハレの日用だな」と判断しました…イベント時に使いたいと思います…

あ、このとき買った肉の料理写真見ていってください。

ローストビーフf:id:marcia_singapore:20191216173213j:image

ラムチョップ焼いたやつf:id:marcia_singapore:20191216173239j:image

いずれも焼いただけなのに美味しい…赤身肉最高…。

とここまで書いて気付いたけど、別にここの肉屋にシンガポール感はないですね(すみません)。欧米っぽい。場所柄もあって客層もシンガポーリアンより外国人が多そうな印象。

シンガポール感がある肉屋ってどこだろう、ウエットマーケット(ローカルな市場)かな…午前中しか開いてないことが多くてあんまり行けてないんですよね(わたしは朝が弱いです)…市場の肉屋は、以前ちらっと見た感じでは鶏と豚に重点を置かれている印象ですが、こちらは今後の課題ですね。

 

それでは今日はこのへんで。クリスマスに七面鳥とか焼いたらブログ書くと思うので褒めてください(焼かない可能性が高いけど!)。ではまたー

本とシンガポールとわたし

突然ですがみなさま、本読んでますか。今日は本とシンガポールとわたしの話をします。

オンオフ問わずよく聞かれる質問「ご趣味は?」

…これに対してわたしはずっと「読書」と答えています。中学生くらいの頃は本読んでるってだけで優等生扱いされたものですが(実際優等生だったしな!笑)主に読むのは今も昔もフィクション…漫画と小説、目的は100%娯楽です。

ああ、もしかしたら正確には現実逃避かもしれません。だって現実って割としんどいじゃないですか。仕事はしんどいし(総論として仕事は多分好きなんですが決して楽ではない)、家事だってやらないと生きていけない。歳とってきた親だけじゃなくて自分の人間ドックの結果も怪しいし異常気象も続いてる。宝くじで6億当たって金で解決できることをぜーんぶ解決したって、暗いこと考え始めたらキリがないですよね。そんな時にわたしに必要なのが本、というか物語なんだと思います。諸々の嫌なことからログアウトする代わりに物語にログインして、話の流れに身を任せられるのがなによりも有難い。頭の中に物語を流し込むことで嫌なことを一旦押し出しちゃう感じですかね。

要するに本はわたしの精神安定に重要な役割を果たしているわけです。本大事。そんな理由から、シンガポールに引っ越すときにも相当量の本を持ち込みました。引っ越し荷物34箱中10箱が本…ちなみに衣類は3箱だ…そしてわたしは本部屋を作り上げたのです…5月時点の写真はこちら↓

f:id:marcia_singapore:20191209153101j:image

コンテナに入っているのは全て書籍です。あと無印良品の人をダメにするクッションが効いてますね。ふふふ。持ち込んだ本だけでも結構な量ですが本は現在も増殖を続けています。

そう、実はシンガポールでも日本の本が割と便利に買えちゃうんですよね。わたしの使っている主な入手ルートは以下の三つです。

紀伊國屋

→まず紀伊國屋シンガポールにあるということ、そして日本の書籍を扱っているということをわたしは渡星が決まるまで知りませんでした…。いやまあ自分が海外に渡るなんて自分の人生設計に入ってなかったから当然っちゃ当然なんですが。

それでですね、シンガポール紀伊國屋は(たぶん)一番大きいお店がシンガポールのショッピング街(イメージは銀座)のオーチャードという街にある高島屋の中に入ってます。おお、日系デパートの中!日本人にはなんだか安心する立地ですね。

お店の中はまあ普通に本屋です。日系のデパートの中の日系の本屋ですが、メインはやはり英語の本で、奥のほうに和書(日本の書籍)コーナーと中国語書籍のコーナーがあります。

和書コーナーは雑誌類・コミック・文庫・児童書・実用書が主な品揃えです。街の個人経営の本屋(少し大きめ)くらいの規模感ですかね。専門書とかはさすがに手薄です。わたしは毎回コミックコーナーを隅々まで見ていくのですが、ターゲットは主に少年少女、青年誌や女性向け雑誌に掲載されている作品については話題作であれば取り揃えてます…という感じ。わたしが追いかけている作品が置いてある確率はおおむね50%ってところですね。

Amazon

→ありがたい…マジありがたい…紀伊國屋で買えなかったけど紙でほしい本はAmazonに頼っています…海外配送マジで助かってます…だいたい発注時には「10日くらいかかるよ」と言ってくるんですが、なんだかんだで手早く処理してくれているようで、実際に届くのは平均して4~5日後です。シンガポールが狭い国でオンラインショッピング(とその配達網)が発達していることが影響しているのか、届くのが遅くてイライラする、なんてことは今のところはありません。むしろ外国までこんな早く届けてくれて恐縮です。手数料はかかりますが、日本に帰る飛行機代を思えば屁みたいなもんですよ(尾籠な話で恐縮です)。

電子書籍

→これもマジありがたいです…日本にいる時から電子書籍は導入済みで、通勤電車で漫画読んだりしていたんですが、シンガポールでも全く同じように使えています。日本と同じ発売日に読める喜び!しあわせ!そして引っ越し荷物に影響しない!すばらしい!スマホ電子書籍読むと1ページずつしか読めず見開きが切れてしまう問題がありますが、わたしはタブレット端末(iPad mini)使ってるので見開き表示も問題なし!

こんな感じで世の中が実に便利になったおかげでわたしのQOLは良好に保たれています。紀伊國屋オンリーだったら日本の書籍に飢えてただろうなあ…でも少し前まではそれが当たり前だったんですよね。うーん。ほんとありがたいことです。

あ、最近は時折ローカルの書店(英語か中国語の本しかない)をぶらついて読めもしない英語の小説を物色してみたり、絵や写真の多い料理本グラフィックノベルなら読めないかなあなどと考えたりしています。いつか読めるかな。がんばります。

 

それでは今日はこのへんで。積読になってる漫画読みます。ではまた!

旅行の話そのいち

さてさて。少し前の話ですがシンガポールに居るからには東南アジア各国に短期の旅行したいよねー、と思い行ってまいりましたマレーシアはジョホールバル。今日はその話をしたいと思いますーはじまりはじまり。

 

ジョホールバルの位置

 マレー半島の南端、シンガポールとの国境の街です。サッカーお好きな方は「ジョホールバルの歓喜」でご存じの方も多いかと思います。シンガポールからは橋ひとつ渡ったらすぐです。近っ!

 

ジョホールバルへの交通手段

 シンガポールからジョホールバルへの交通手段はざっくり3つ。マレー鉄道、バス、タクシーです。今回我々は「マレー鉄道乗ってみたくね?」ということで鉄道を選択…したかったんですが、旅行の1週間ほど前に予約しようとしたところ乗りたい列車は満席…よい時間の列車は1か月前の予約開始直後に埋まってしまうようです。残念。そんなわけで今回は往路バス、復路国際タクシーで行って帰ってきました。

 

③バス乗車~シンガポール出国、マレーシア入国

 ジョホールバル行きのエクスプレスバスはBugis駅近くのバスターミナルから出ます。(他に路線バスという手段もありますがマルシア家からのアクセスが悪いので検討せず)お値段は3.3SGドル。まじか安い…というのが第一印象です。だって国境超えるんですよ?なんかほらもうちょっと特別な料金取られても仕方なさそうじゃないっすか。まあ距離的にはすぐそこですし、安いこと自体にはなんの文句もないですね。じゃあ切符買ってバスに乗りましょう!

 …とその前に!ちょっとした出来事がありました。

 バスの切符を買うのに現金以外に電子マネーとしてEz-linkカードが使えます。ほーなるほどありがたい…と思いながら普段使ってるNETS FlashPay(ほぼEz-linkと同様の機能を持つICカード)を出したらコレは使えないと断られた…なぜだ…ほかの交通機関等々ではどっちも同じように使えるのに…バスターミナルで使ってる端末が古くて互換性がないんですかね(想像です、真実は分からん)。ということでわたしが持ってるNETS FlashPayはお財布にしまって、現金で3.3SGドル払って切符をゲット。

f:id:marcia_singapore:20191121202439j:image
f:id:marcia_singapore:20191121202443j:image

 ではバスの中へ。うん、遠足とか団体旅行で使う感じの観光バスです。そして東南アジアの乗り物あるあるですが、エアコンが強めに効いてます。窓に結露ができるほどに。念のため長袖持っててよかった、と速やかに着用していざ出発。

 シンガポールからの出国手続きはの国境近くWoodlands Checkpointというところで行います。概ねバスは順調に進んだのですが、チェックポイント目前で渋滞…土曜日はやはり移動する人が多いみたいですね。建物が見えてきたあたりで一度荷物を持ってバスから降りてイミグレーションに向かいます。

f:id:marcia_singapore:20191121202248j:image

イミグレもまあ混雑してましたが、機械化のおかげか思ったほどは待たずに手続きを終えられました。その後は乗ってきたバスと同じ会社のバスに乗って(混雑状況等々でここまで来たバスと同じバスに乗れるとは限りません)いざマレーシアへ!

 シンガポールとマレーシアを繋ぐ橋を越え、無事ジョホールバルに着いた…ら今度は入国手続きですね。マレーシアの入国手続きは特段自動化されている様子はなさそうですね。入国審査官にパスポートとシンガポールのDP(配偶者ビザ的なもの)を見せて指紋とって入国スタンプ押してもらって終了。審査官のお姉さんは隣のブースの審査官とお喋りしながら(笑)淡々と手続きしてくれました。人力での手続きの分、出国手続きよりかなり時間がかかりましたが、これでやっと遊べる!自由!!

 

④観光

 正直ジョホールバルに来たのは「陸路で国境超えてみたい」って理由だけだったのですが、せっかくなので動物園とレゴランドに行ってきました。

 動物園で見た動物。虎がくつろいでます。

f:id:marcia_singapore:20191121203439j:image
f:id:marcia_singapore:20191121203447j:image

 孔雀かわいい

f:id:marcia_singapore:20191121203629j:image
f:id:marcia_singapore:20191121203633j:image

 

 レゴランド、子供連れでもない我々でも楽しめるのか不安でしたが、楽しかったです。なんと言いますか…アトラクションも楽しめる東武ワールドスクウェアって感じ…です。

 アトラクション「NINJAGO THE RIDE」…レゴは忍者のことをどう考えてるのか問い詰めたい気もしますがアトラクションとしては面白かったのでよしとします。

f:id:marcia_singapore:20191121203716j:image
f:id:marcia_singapore:20191121203724j:image
f:id:marcia_singapore:20191121203720j:image

 東武ワールドスクウェア感がものすごい。シンガポールの街を完全再現!

f:id:marcia_singapore:20191121203853j:image
f:id:marcia_singapore:20191121203901j:image
f:id:marcia_singapore:20191121203858j:image

 個人的には建物の裏手、エアコンの室外機まできっちり再現しているところにグッときました。

f:id:marcia_singapore:20191121214820j:image

 あとはカフェに行ってみたりホテルでのんびり…というか暑さに負けてぐったりしてみたり。

 街中の様子ですが、建物の見た目や住んでいる人々はシンガポールと大きな違いはありません。強いて言えばシンガポールに比べちょっと田舎っぽい…いやいや、のどかな雰囲気だという印象でした。

 

⑤タクシー乗車~マレーシア出国、シンガポール入国

 行きのバスは渋滞に巻き込まれたし、イミグレも混んでたし…ということで帰りは国際タクシーを選択。国際タクシーだと出国・入国審査がドライブスルー的な感じで行われると聞いたので見てみたかったんですよねー。…ということでジョホールバルの国際タクシー乗り場で待つこと…1時間以上? 係員のおっちゃん曰く、「今(日曜午後)はシンガポールに向かう人が多くてタクシーが出払っている。シンガポールから客を乗せてここまで帰ってくるタクシーがなかなか来ない」とのこと。そうなのね…。で、ひたすら待って乗ったタクシー。我々夫婦のほかにあと2人同乗して(乗合タクシーです)シンガポールへGOです。

 帰りの出国審査は先述のとおりドライブスルー的に行われます。高速道路の料金所みたいなところで、タクシーの助手席に座った客が窓越しにブースの中の審査官に全員分のパスポートを手渡し→手続き…なんですが、結構じっくり見てるな…と思っていたらわたしの名前が呼ばれまして。「なにごと!?」と思いながら返事をしたら「いつマレーシアに入国した?」と聞かれ「昨日です」と答えたもののなんだか様子がおかしい。車内からブースの中の様子はよく見えませんが、どうやらパスポートを何度もめくっている模様。入国スタンプを探しているんでしょうか…いや、ちゃんとわたし入国審査受けたよ…と思っていたらタクシーを降りて事務所へ来るようにとの指示。絶対入国スタンプあるってば!とは思ったけれど変に抵抗してこじれても嫌だし「お前もっとよく見ろよ」なんて怖くて言えないのでおとなしくついていくことに。心配してついてきた夫とタクシー運転手とともに事務所の廊下の椅子で待つこと数分。わたしひとりで事務室に入るよう指示され、指紋を取られ(たぶん入国時の指紋と照合されたんだと思う)、やっと出国スタンプを貰って解放されました。出国スタンプには手書きで「何月何日何時何分に入国」という旨の追記がありました…。

 気を取り直してタクシーに戻り、同乗者に謝って(笑って許してもらえました)再出発。シンガポール側の入国審査も同様にドライブスルー式でつつがなく終了し、その後は大きな渋滞もなく到着することができました。

 いやー最後に冷や汗かかされましたが、これもまあ良い経験ということで納得したいと思います。ちなみに帰宅後にパスポートじっくり探したら、ちゃんとマレーシアへの入国スタンプ押されてましたよ(不満)。

 

こんな感じでシンガポールから(日本以外へ)の初の国外旅行は幕を閉じました。今度マレーシア行くときは鉄道乗りたいなあ。あと首都クアラルンプールにも行ってみたいと思っているので、そのうちまた企画すると思います。

あと10月に行ってきたタイ旅行とつい先日行ってきたカンボジア旅行の話を書かねばならんのですが、長い記事書くのはやっぱり疲れる(怠け者ですみません)ので、気長にお待ちくださいませ…ではまた!

ちょっとだけ

どうも御無沙汰してますマルシアです。

全然!なんの!理由もなくさぼってました。元気です特に変わりありません…。

ブログに書いてない出来事としていくつか挙げるならば

マレーシア(ジョホールバル)に旅行したよ/流行りのポテトチップス買ったよ/タイに旅行したよ/日本にちょっと帰省したよ/リングフィットアドベンチャー始めたよ

くらいですかね〜。近日中にちゃんと書きます(宣言することで自分を追い詰めていくスタイル)

シンガポール観光について

どうもこんにちは。最近まったくブログ書いてないじゃない…よくないよくない。このブログは情報発信とか自分用記録のほかに文章を書く感覚を忘れないという目的もあったのに(後付けの理由だけどな)。

それでブログ書かず何やってた…ってアレですよ。シンガポールに来てくれた客人の観光にお供してました。結構ぎっちり観光した!と思っていますので、旅程を記録しておきますね。シンガポールにお越しの際の参考としていただければ。

 

【ケース1】友人夫妻の場合

(1日目)

夕方にチャンギ空港着→タクシーでマルシア家にご案内、とりあえず荷物置く→バスでマリーナベイ方面(マーライオンやマリーナベイサンズを見る)→ガーデンズバイザベイ(時間が足りず温室には行かず、公園散策とイルミネーション鑑賞)→MRT(地下鉄)でシンガポール川近くの駅に出る→川沿いのライトアップなど見ながらチリクラブの有名店へ向かい夕食→タクシーでムスタファセンター(インド人御用達の24時間営業ショッピングモール)へ、会社へのお土産選んだり南国フルーツ買ったり→タクシーで帰宅、さっき買ったフルーツ食べて風呂入って就寝

(2日目)

近所のカヤトーストのお店で朝食→バスとモノレールでセントーサ島へ行きUSSとマーライオン→モノレールとバスでマックスウェルフードセンターへ行き有名チキンライス店で遅い昼食→チャイナタウン散策やカフェで一休み→夕刻一時帰宅して休憩(昼寝など)→近所のマレー料理の店でナシレマ食べる→夜景が見える展望台に向かう…も営業時間ギリギリアウトで叶わず→ローカルスーパーとセブンイレブン見回り→帰宅してちょっとお酒飲んで風呂入って就寝

(3日目)

10時台の飛行機に乗って次の旅行先に向かうとのことだったので、8時ごろタクシー呼んでコンドミニアム玄関でお見送り

 

【ケース2】兄の場合

(1日目)

夜遅い便でチャンギ空港着→タクシーでマルシア家ご案内、軽くお酒飲んで風呂入って就寝

(2日目)

近所のカヤトーストのお店で朝食→バスでマリーナベイ方面(マーライオンとマリーナベイサンズのスカイパーク)→MRTでマックスウェルフードセンターに向かいチキンライス食べる→バスとモノレールでセントーサ島の水族館へ→モノレールとバスで帰宅して休憩→MRTで2駅先のショッピングモールへ行きラクサ食べた後ローカルスーパーでお土産の検討→タクシーでナイトサファリ→タクシーで帰宅、軽くお酒飲んで風呂入って就寝

(3日目)

近所のバクテーのお店で朝食→バスでボタニックガーデンへ行き蘭鑑賞→タクシーで大きめのショッピングモールへ行きお茶飲んだりお土産買ったり→バスで帰宅、休憩並びに荷造り→MRTでシンガポール川近くに出て景色を見つつローカルなシーフード店へ向かい、チリクラブとシリアルシュリンプとサンバルスティングレイ(サンバルソースのかかったエイ)食べる→タクシーで帰宅、休憩のち深夜便で帰国のため22時ごろタクシー呼んであげてコンドミニアム玄関でお見送り

 

【わたしの感想など】

・友人夫妻も兄も2日間ほどしか滞在しなかったため、かなり駆け足の観光でした

シンガポールの生活にある程度慣れたわたしでもかなり疲れましたので、友人夫妻も兄も相当疲れたことと思います

・昼寝の時間とってて正解でした。近年の日本の夏も暑いですが、シンガポールは日射しが強く、直射日光を浴びるとかなり体力を奪われる感があります

・MRTやバスでの移動が結構好評でよかったです。特に2階建ての路線バスからの眺めが喜ばれてわたしも嬉しい

・いわゆる観光スポットではないですが、街中でちょいちょい見られる東南アジアに多い建築様式(ショップハウス)の街並みが好評だったのがなんだか嬉しい

 

【今後シンガポール旅行をご検討の方へ】

・サングラスをお持ちならば絶対持参しましょう。目の疲れが違います!

・今回の来客は大人のみだったので詰込み型になりましたが、お子様連れの場合はもっとゆるゆるにして、無理にローカル料理食べなくてもいいや、位がいいと思います

シンガポールのローカル料理は結構スパイシーなものが多いです

・マリーナベイサンズのあのプールは宿泊者専用ですので、プールに入りたい(プールサイドに行くだけってのも含む)人はマリーナベイサンズに泊まりましょう

 

まだまだ他にもお連れしたかったところあるんで、また誰か来てくれないかなーと思っています。

これから日本も涼しくなってきて寒くなってきますし!あったかい国に行きたくなったら是非!シンガポールを!思い出してください!

 

ではまた~